ベトナムはトランプのアジア政策のサイン2

アメリカとベトナムは2013年に全面的パートナーシップを確立しました。貿易、開発、海上治安活動に関して記述がありますが、具体的な活動には言及していません。ベトナムはホワイトハウスが南シナ海の「中国の軍事要塞」に言及した際、トランプ陣営の過激な発言を支持していました。しかし、このレトリックは陣営が中国に対し、北朝鮮の今後の核実験に対して圧力をかけるように言って以来、すぐに消え去りました。

「しかし、アメリカの決断は、今春初めの「航行の自由作戦(FONOPS)」を独断的に指揮するためではなく、ASEANに対し、アメリカを中国の埋め合わせにはできないとのメッセージを送った。」と、オーストラリアに拠点を置くThayer Consultancyのディレクターであるカーライル・ セイヤー教授は主張します。
曖昧で矛盾の多い国務省アジア政策は、レックス•ティラーソン米国務長官の最近のレトリックが映し出されたものです。東南アジア諸国の首相に対して、先週、領土問題が解決するまでは南シナ海での軍国化と建設は中止しなければならないという旨のメッセージを送りました。
ティラーソン氏のメッセージは中国に対して出されたものでした。中国はここ数年、南シナ海の何千エーカーもの土地を返還するように要求しているからです。そのメッセージは、東南アジアはアメリカにとって、貿易や安全保障協力を含む多くの点で戦略的パートナーとして存在しているということを強調しています。ベトナムはアメリカに、主要な貿易パートナーでい続けてほしいというふりはしません。
貿易正常化から20年余りが経ち、中国の経済と地政学的な成長によって、アメリカとベトナムは今、お互いに距離を縮めています。アメリカのTPP離脱は、ベトナムにとって失望が残っています。ベトナムにとってアメリカが最大の輸出先であることから、アメリカとの二国間自由貿易協定を必要としているのです。
ベトナム人にとって、ベトナムの経済的進歩は不規則です。ホーチミン市単独で、23%が国民生産、24%を輸出が占めています。これは9%の人口比率を超過しています。それでも、ベトナム経済の成功は貧困の劇的な減少に寄与しています。ベトナムの2000億ドルの経済のうち、およそ40%が製造業から成り立っています。製造業は2011年から急激に成長し、大半が海外投資のスマートフォンのような輸出品によるものです。
2017年の実質GDPは、2016年と同様6.2%までは伸びるでしょう。ドンの下落による輸出の好転と、民間最終消費の劇的な伸びが主な要因になります。ベトナム人は製造業で農業の不安定な実績を相殺し、それは特にメコンデルタ下域で明白になります。
市場関係者によると、ハノイには、経済に対する信頼を上げるため、市場に適したいくつかの改革を紹介する計画があります。
楽しみなことに、トランプ陣営は、東南アジアとの関わりの余地があまりない主要取引国との二国間貿易協定締結にフォーカスしていますが、TPPの再締結の可能性についても示唆しています。

ベトナムはトランプのアジア政策のサイン1

トランプ陣営の突然のTPP離脱にも関わらず、ハノイはアメリカにとって経済の戦略的なパートナーであることと、長年のライバルである中国の覇権の影響力を調べる構えであることを、ワシントンに知ってほしいです。
マー・ア・ラゴでのトランプ氏と習氏の会談は、南シナ海の問題を取り上げることができず、スプラトリー島における中国軍の前哨部隊近辺での、アメリカの巡航操作の自由へ向けた話し合いは、太平洋の地平線に沈むかのように失敗しました。これらの地政学的な問題は、多くの戸惑いを残しました。きたるグエン・サン・フック首相のワシントン訪問は、アメリカとの協力強化とパートナーシップを深めるためのハノイの事前措置であり、ワシントンがアジアでの地位を奪うことを阻止するためです。

ベトナムの代表団は、APEC首脳会議に参加するためトランプが11月にベトナムに来ることについての何らかの言及を得ることを熱望しています。その一方で、ハノイの外交学会の人々は、トランプ大統領にとってベトナムは、優先度が低い国であると感じています。トランプ大統領の関心は中国と北朝鮮の核兵器の脅威に向けられているのです。
「彼らはトランプ陣営がTPPから離脱した後、どのように地域経済に関わる計画なのかを知りたいのです。そしてそれは、ベトナムにとって、大変利益のあることかもしれないのです。」とマレー・ハイバート上級顧問兼戦略国際研究所(CSIS)東南アジア課長は強調します。
4月末に出された大統領令では、トランプ氏は選挙戦のメッセージを「アメリカ製を買え、アメリカ人を雇え」に変更しました。自由な貿易がアメリカ人の仕事を奪っていると主張して以来、トランプ氏の愛国心は自由貿易協定を妨害しています。彼の過激な発言は、海外企業がアメリカ人労働者が低賃金で働かせられるのを防ごうとしているのです。
そういった背景から、トランプ氏は、アメリカに仕事と産業を戻すための公平な二国間貿易協定に向けて交渉するつもりでいます。この二国間貿易協定は相手国に落ち度があった場合に、アメリカが30日以内に協定を破棄することができるものです。
たまに、トランプ氏のメッセージは2016年の大統領選のプレイブックとして扱われます。彼の貿易に対する姿勢は、国際貿易協定がアメリカの雇用状況を悪化させているという、多くのアメリカ人の気持ちを反映しています。しかし、多くの消費者は、価格が安価であるということに気づいています。それでもトランプ氏の大統領令はアメリカ製のものを買うように求め、このルールを無視するものは切り捨てるように連邦機関に指示しています。
今、経済界は、トランプ陣営が現実離れしていると考えています。なぜなら、海外で作られた製品の多くは、アメリカでより安く売られています。そしてアメリカの企業も貿易協定の恩恵を受け、何兆ドルも海外で売り上げているのです。
共和党上院議員のジョン•マケインは、アメリカの離脱を「アメリカ経済とアジア太平洋地域における戦略的地位にとって不変な結果をもたらす深刻な間違いである」と評しています。彼はこの決断を、「アメリカの輸出を売り込むこと、貿易の壁の撤廃、新市場の獲得、アメリカの発明とイノベーションの機会の剥奪」であると言いました。
さらに、「中国にとってアメリカ人労働者の賃金を見直す新たな経済的ルールを作り出すきっかけにもなりうる」とも強調しました。
*アメリカのTPP離脱は他国との政治的、経済的空白を生むことになります。その空白は、中国が埋めたいと熱望しているのです。北京は、ワシントンからの明確なアジア太平洋政策がない中でも、機会を伺い、少し時間を無駄にしました。中国共産党の指導者は、グローバル化の取り組みを強化し、自由貿易の長所を擁護してきました。年頭のダボスでの世界経済フォーラムの演説で、習近平国家主席は保護貿易主義を「暗い部屋に自ら鍵をかけている」と例え、中国は地域貿易協定に向けて交渉していく姿勢を示しました。
戦争で鍛えられた国ベトナムは、近隣国を選ぶことはできませんが、友好国を選ぶことは確実にできます。かつて残虐で悲惨な歴史をもたらした執念深い敵だったワシントンとハノイは、南シナ海の争いにおける安全保障の協力を強化していくことで、戦略的な利益をますます共有していきます。

日本との繋がりを大切にするベトナム

地域的、世界的な変化がめまぐるしく起こる中で、グエン・チー・ズン計画投資相は、ベトナムにとって日本の重要度は年々増していると言います。
ベトナムは日本との戦略的パートナーシップについて特に注目しており、新たな段階へ進めたいと石井啓一国土交通大臣に話しました。
石井大臣は、ベトナムの計画を一緒に遂行し、良質なインフラ整備に投資すること、ベトナムの経済成長を促進することこそが日本の任務であると話しました。
また、独立行政法人国際協力機構(JICA)の北岡伸一理事長との会談でズン大臣は、JICAが支援した社会経済的インフラ整備に対する感謝の意を表し、その他の大規模プロジェクトも国の発展に大きく貢献していると断言しました。
会談の初めには、日越友好議員連盟会長の二階俊博自民党幹事長が、二国の友好を深めるための活動がより活発になることを願うと話しました。
これに対しズン大臣は、ベトナムの社会経済的発展に向けた日本政府の支援と日本の企業の貢献を高く評価し、日本との協力関係を大事にしていくと答えました。
今回の滞在でズン大臣は、将来の協力体制のための新しいビジョンについて議論することが目的であったと明らかにしました。そして日本政府がベトナムに対して、よりより条件下での政府開発援助(ODA)を望んでいると話しました。ベトナムにとって日本は最大のODA供給国であり、全体の30%を占めます。
3月末に日本は、424億9000万米ドルの価値がある3,335のプロジェクトによって、ベトナムにとって2番目の投資国となりました。2016年の貿易額は297億1000万米ドルとなり、2015年と比べると、4.3%上昇しました。

ベトナムと日本の議長がハノイで会談

ベトナムの議長は訪問を歓迎し、2人の議長と二国間の関係強化に貢献すると話しました。
ベトナムの外交政策において、日本との関係強化は優先事項の1つであり、人々の交流だけではなく、これまで通り、政府関係者や首脳同士の定期的な交流をしていく意向を示しました。特に、2017年2月の、天皇陛下と皇后陛下による初めてのベトナム訪問と、その1か月前の安倍晋三首相による訪問は、二国間の友好関係と協力体制を進展させる機会になりました。
ガン・ティ・キム・ガン国会議長は、2018年の日本ベトナム外交関係樹立45周年の記念行事に向けた両国の活動をより活発にしていくことを提案しました。
双方は2016年の貿易額300億米ドルを、2020年までに2倍に増やすことを決断しました。日本はベトナムにとって、ODAでは最大で重要な経済パートナーとなり、3355のプロジェクトに直接投資を行っています。そのプロジェクトの価値は424億9000万米ドルと言われています。ベトナムにとって2番目の投資国となり、4番目の二国間貿易パートナーになるとガン議長は述べました。
現在、日本企業による1600以上のプロジェクトがベトナムで進められています。
議長によると、双方は、インフラとエネルギー分野で、多くの大規模プロジェクトを進めてきました。日本の支援の足跡は、道路、港、空港、病院、学校のようなインフラ施設で多く目にすることができます。
すでに完了したプロジェクトは、ベトナムの社会経済的発展や文化、観光面において、重要な役割を果たしていると、彼女は強調しました。
ベトナムは今後、日本の協力を得て、国有事業の改善と官民パートナーシップによるバンキングシステムの構築に乗り出したいとしています。
戦後の復興に対する支援に感謝しつつも、議長はビエンホア空港のダイオキシン汚染対策のため、日本に対し、返還不要のODAを供給してほしいと望んでいます。
ベトナムはさらに、ハイテクノロジー分野、産業と農業支援、特に気候変動対策における人材支援やスタッフの派遣など日本の協力を求めています。
今回ガン議長は大島理森衆議院議長に対し、各国の社会経済的発展に貢献し、ベトナムと日本の関係をより強固なものにするためにも、日本のベトナム人コミュニティでの活動を手助けするよう提案しました。
大島議長とガン議長はベトナム日本大学の創立に寄与した議員集団に感謝の意を述べました。
また、2016年には700,000人の日本人がベトナムを訪れ、200,000人のベトナム人が休暇先として日本を選びました。大島議長とガン議長は、これから先、双方の観光客はより増えるだろうと推測しています。
日本は文化とスポーツ面でベトナムと協力していきたい考えを表明し、大島議長は、近い将来ベトナムが国際大会の開催国になることを期待していると話しました。
会談では、双方が東海問題を含む地域的な問題と、世界的な問題に対しても議論を交わしました。平和、安定性、安全、防衛の維持が必要だと強調し、国際法に沿った交渉の自由と東海の上空侵犯の対策が必要だとしました。
同時に、ガン議長は国会議員の代表団を、天候変動について議論する列国議会同盟(IPU)シンポジウムに招待しました。このシンポジウムは、ベトナム大使館が主催し、ホーチミン市で5月11日から13日まで行われます。
会談に先立ち、大島議長はハノイのホーチミン廟を訪れ、献花しました。
同日遅く、ガン議長は大島議長と妻に敬意を表し、宴会を開催しました。
首相は大島議長の訪越を意義深いと評価
グエン・スアン・フック首相は、大島理森衆議院議長を温かく迎え入れ、双方の上局議会とその人々の間の長年にわたる友好関係を大変意義深いものであると評価しました。
首相は、5月4日にハノイで大島議長を迎え入れました。これは大島議長の3日間の滞在の初日でした。
二国間の政治、保安活動、経済、農業、森林問題に関して、包括的かつ実践的な結果が得られたとフック首相は強調し、相互の信頼関係と理解の強化に貢献したと話しました。
政府関係者は、ガン・ティ・キム・ガン国会議長との会談内容を評価し、若手国会議員の交流による国会議員の協力関係と国同士の関係強化に向けた新たな計画を承認しました。
首相はこれまで、ベトナムに貢献してきた日本と日本の人々、特にODAの投資による社会経済的発展と貧困の減少に対して、感謝の意を述べました。
フック首相は、国会議員の交流をより活発にし、様々な情報の交換、今後の継続的な支援、大規模なインフラ整備、人材育成、気候変動への対策に対するODAの供給を日本に依頼しました。
議長は、外交、経済、防衛と安全保障、人々の交流、特に立法機関の関係強化に向けて、徐々に協力体制を強化していくことで同意したと、会談内容を要約しました。
大島議長は双方の政府の協力体制と、投資活動をより活発化させることを望むとし、ベトナムに対する支援と貿易の円滑化、双方の財政界における投資活動、ODAの供給を約束しました。
大島議長は、ベトナムはこれまでの歴史と力で、2017年のAPEC首脳会議を成功させると信じていると述べました。

ベトナムは6.4%の安定した経済成長を楽しむ

これはASEAN+3マクロ経済リサーチオフィス(AMRO)が5月4日に出した年次報告、「ASEAN+3 地域経済見直し」で明らかになった予測の一つです。
報告によると、ASEAN10か国と中国、日本、韓国(ASEAN+3)の経済成長は2017年には5.7パーセントを達成する見込みです。
近年の世界規模の貿易の回復は、地域的成長と輸出を促進したにも関わらず、ASEAN+3の2017年と2018年の成長率は過去3年間より5.3パーセント低くなっています。
韓国、マレーシア、インドネシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムのような新興経済国は、世界の金融市場の不安定さがあるにも関わらず、依然として伸びがあります。一方で、発展途上のカンボジア、ラオス、ミャンマーは成長を続け、地域統合によって利益を上げています。
AMROチーフエコノミストのホー・イー・コー氏は、地域の経済成長は金融財政政策の支援により国内の需要が駆り立てられることによって、続くだろうと予測しています。
コー氏は、金融政策の観点からは、2017年のインフレの進行とグローバルな金融の締め付けは、地域経済の成長のための金融政策の緩和で減少するだろうと発言ました。
そして、高与信の国や対外債務のある国は、金融政策の緩和によって経済成長を促している間に、財政の安定の維持に取り組まなければならないと指摘しました。
さらに、経常収支と財政バランスを外部金融に頼っている経済は、財政政策を拡大しようとする際に、資金調達の制約に直面するだろうとコー氏は強調しました。
彼は為替レートや外貨準備高に圧力をかけたFed利率引き上げによる、新興市場資本流出のリスクについても警告しました。
従って、コー氏は、外部の衝撃のリスクを軽減するためにも、地域政府は外国為替市場における合理的な市場介入と為替レートを維持し続けるべきだと提案しています。
「これは、現在の不明確なグローバル環境で、為政者にとって財政の安定の優先順位を決める上で堅実です。」と彼は言いました。
彼は地域政府と為政者に、構造改革政策のスピードを上げるためには、刺激的需要の評価が唯一短期間で適用できると呼びかけました。

鉄道計画の更新と新たなサービス

ベトナム鉄道総公社(VNR)のブー•アイン•ミン社長はVietnam Economic Timesに対し、資金不足がセクターの投資決定を困難にしていると伝えました。

ー人々は他の交通手段と比較して、ベトナムの鉄道の「サービスの弱さ」を非難しています。これについて、どうお考えですか。

確かに、鉄道部門への投資は、個人・法人に関わらず、投資者にとって魅力的ではない部分もあると思います。鉄道インフラの発展には莫大な投資資金が必要です。そういった理由で、他国では、鉄道インフラは政府がメインで投資を行っているのです。
国家予算が限られているため、政府は交通の投資予算についてフォーカスするべきです。交通機関に関しては、投資した分をすぐに回収することができます。例えば、10兆ドン(4億4000万米ドル)で地域の社会経済の発展に寄与する道路の建設が可能ですが、鉄道線路の建設はより高額になります。
その上、鉄道線路はそれだけでは成り立たず、他の交通機関とリンクしていなければなりません。しかし、鉄道セクターが国の経済発展において大変重要な役割を持っている以上、投資しないわけにはいかないのです。ロシア、日本、中国などの国々では近年、莫大な金額が鉄道に投資されています。例えば、中国は今、30,000kmの高速鉄道が整備されています。
さらに鉄道には、交通機関という枠を超えた多くの利点があります。速く、安全に、多くの乗客と貨物を低料金で運ぶことができるのです。
新しい道路に投資すると、輸送能力は以前の2倍になると言われています。しかし、新たな鉄道ルートを整備すると、その輸送能力は10倍になるのです。

ー国家予算以外の投資を受けるために、鉄道セクターは何をするべきですか。

今は、投資資金は主に、国家予算、他部門からの財政投資、様々な与信形態という3つからなっています。国家予算はインフラ整備に使い、他部門からの財政投資で駅や倉庫、ドライポートを作っています。様々な与信形態はメンテナンス作業や新しい貨物車や機関車の製造、古いものの改装に使われます。
人々からの投資を増やし、駅や貨物車、倉庫などを修復するために私たちは計画をより進展させています。

ー資金が不足している中で、優先すべきエリアはどこになりますか。

近い将来のため、いくつかの駅とその周辺300~400mの線路の改装にフォーカスする予定です。今、駅に収容できる電車は19席仕様とワゴンだけですが、改装後は25席仕様のものを収容できるようになります。さらに新しい駅は、24時間上下線25の電車を提供することができます。
計画では2018年の初めまでに、旧式の列車を新しくし、100台の列車を配備する予定です。今年の6月には高級列車の運行を開始します。これは2018年に4台に増える予定です。さらに、VNRは南北線の鉄道橋とトンネルの改修を行います。

ー輸送のトン数が増えた際に、連結性を高めるためのプランは何ですか。

倉庫の改装とインランドコンテナデポの発展、積荷と荷下ろし装置への投資が必要になってくるでしょう。もちろん、物流も課題です。最近ではVNRはNew Sai Gon Port Corporationとの、2つのインランドコンテナデポの建設に向けた合意にサインしました。1つはビンズオン省のソンタンに、もう1つはハノイのドンアイン県に建設予定です。

ー乗客向けの計画はありますか。

はい、列車と駅の改装と並行して、新しいチケット販売モデルを採用します。6か月先までの予約が可能になり、ディスカウントチケットも販売します。
さらに、駅から行き先までの往復無料交通機関の提供を開始する予定です。このサービスはハノイ-クアロー間、ハノイ-サパ間とその他エリアで提供予定です。

2017年のベトナムにおける個人投資の増加

調査に参加した78パーセントの人々が民間セクターとベトナムの経済に前向きな見通しがあると回答しました。これは昨年と比べると、23パーセント増加しています。

先月発表されたグラントソントン(※)の調査では、今年の未公開株への投資は経済において重要な影響を与え続けると予測されています。

調査に参加した海外企業のうちの72パーセントはベトナムで投資し続けると言っています。それは、ベトナムの豊富で優秀かつ低賃金の労働力と、中間層の消費の拡大のためです。

87パーセントが、2017年の投資活動の増加を期待するとする一方で、70%がこの先1年はセルサイドよりもバイサイドに注目するとしています。この数字は2016年から14%増加しています。

52パーセントが国有事業の株式化を期待しています。これは、政府が2020年まで事業を支援するための35/NQ-PCを発行後に最大の取引源となります。一方で、49%が外国の未公開株式資金提供に期待を寄せています。これは企業の買収・合併活動の競争源となります。98%がベトナムの未公開株セクターの牽引者を見つける機会になるだろうと信じています。

飲食産業、小売分野は、投資の魅力の点から、国の代表的な産業となっています。飲食産業では53%、小売分野では49%が「とても魅力的である」と回答しています。また人材確保の点からも確保しやすいと考えられているようです。

ヘルスケアと医薬品、運輸と物流については、38パーセントが「とても魅力的である」と回答しています。これは、「西洋のライフスタイルの影響と、可処分所得の増加」によるものであると報告されています。

オイル、ガスなどの自然資源については、37パーセントが「魅力的ではない」と回答しています。

投資家は、ビジネスにおける透明性とコーポレートガバナンスは、ベトナムで民間企業への投資を検討する際の大きな要因になると声を揃えます。

さらに、最大36パーセントの未公開株の投資家は、新規株式公開が最善の選択であると考えており、トレードセールは33%が2番目の選択肢としています。

しかし、最大で80パーセントが、2017年の経済について心配をしています。2016年の市場の不安定さと海外取引の混乱、特に中国の経済の低迷とTPP合意の結果によるものが原因です。

55パーセントの回答者は新規の資金集めには限界があり、困難であると主張しています。ベトナムの未公開株市場は新しい資金を調達する上で、おそらく困難に直面するでしょう。なぜなら、新しい資本流入の減少が、新規と小規模の資金の脅威となるからです。ベトナム国家銀行は貸付レートを一定にすることで、5%以下の目標金利によるインフレという困難に直面するでしょう。

調査はさらに、汚職、国家予算の制約、標準以下の管理規格、インフラの障害、中小企業の競争力の欠如が、ベトナムへの投資の障害になるとしています。87パーセントの回答者がこれに同意しており、加えて財政難と自然災害による農業と観光業への影響も懸念しています。

2016年、ベトナムのGDP成長率は6.21となりました。これは2015年同期の6.68と比べると、低くなっています。4年間で初めての後退であり、政府の2016年の会計年度の目標であった6.7%を達成できませんでした。

※グラントソントンベトナムは1993年に設立され、グラントソントン・インターナショナルの独立メンバー会社です。ベトナムで2番目の国際的な会計監査、課税、投資顧問業会社です。

ベトナムの工業部門における労働力不足の原因

ベトナムにおける工業部門における労働力不足の原因は、ベトナム人労働者が農村部を離れ都市部に移動していることが原因の一つとして考えられる。工業部門すなわち工場や工業団地があるのは、農村部などの郊外にあります。そこの労働力人口が減少しているとなると必然と工業部門における労働力不足の原因に結びついているといえます。

工業部門における労働力不足の議論は今に始まったことではなく、1990年代から既に議論が行われています。この私の考え方が正しいとすれば、労働者の多くは都市部に新しい職場を求めて農村部を離れていたり、大学などの進学のために農村部を離れて都市部にいき、卒業をしても都市部で働き農村部に戻ってきていないということになります。

都市部で働きたいと考える理由の一つに賃金があります。農村部、工業団地内の工場であっても大半の労働者は工員として働くことになります。そうなると最低賃金を上回るとはいえ、生活が豊かになるほどの収入は得られません。そのため、賃金が高いとされる都市部の仕事を求めるのです。なので、労働力不足と言われていますが。賃金をあげない限りはまだまだこれらからも減り続けて行くと予想されます。

TPP発効が不明確にも関わらず、工場用地は拡大

アメリカのTPP離脱により、今後の先行きが不透明にも関わらず、今年に入ってからベトナムの工場用地は拡大の一途をたどっています。

不動産コンサルタントのクッシュマン・アンド・ウェイクフィールドベトナムによると、4,700ヘクタール以上の工場用地が2017年に入ってから開発されました。これは、昨年同時期と比べて7%上昇いています。

不動産コンサルタントのアレックス・クレーン取締役は、ベトナムは投資する価値のある地域であると強調しました。「TPPの動向は関係なしに、工業部門への投資は上向きになるだろう」と述べています。

クレーン氏は統計を基に、ベトナムに対する第1四半期の直接投資(FDI)は77億米ドルとなり、その85%が製造業に費やされていると分析しました。

加えて彼は、新しい企業の増加や景気の上昇は、工場用地市場において好影響となるだろうと言いました。

ベトナムは現在、4つの自由貿易協定(FTA)を交渉中です。これはベトナムへの投資流入を増加させ、工場用地部門は確実に利益を上げることができると期待されています。

しかし、投資を促進するためには、工場区域のインフラ整備と行政改革を早急にしなければならないのです。

SbLawのグエン・ハン・ハ社長は、デベロッパーは、適正なインフラとリーズナブルな価格で借地契約をして、工場区域を建設するべきだとしています。そして政府は、部品産業の発展に注力し、交通機関の発達を寄与するべきだとしています。

2016年終わりには、91,800ヘクタールの用地に、16の経済地域と2つのハイテク区域、324の工業区域がありました。

国家副主席、モンゴルと日本訪問に向け出発

ダン・ティ・ゴック・ティン国家副主席はモンゴルの公式訪問に向け、昨日ハノイを発ちました。5月7日から10日までモンゴルに滞在し、二国間の経済、労働、教育、文化、観光の結びつき強化に向けて議論する予定です。

ティン国家副主席はモンゴルの首相と会談し、二国間の協力合意の署名に立ち会い、モンゴルの大統領と議長にも面会する予定です。

モンゴルの副大統領もベトナムとモンゴルのビジネス交流に参加し、高校の管理委員会と生徒を受け入れる予定です。

その後、5月10日から16日まで、2017世界女性サミット(GWS)(※)に参加するため、日本を訪れます。

この外遊では、日本との関係強化を目的としています。特に、経済、労働、農業分野について福岡県との関係促進を図り、二国間の地域的な協力関係を築くことで、日本のベトナムでの投資促進へ繋げたいのです。

また、天皇陛下と皇后陛下、皇太子殿下、参議院議長、日越友好議員連盟会長、女性活躍担当大臣に面会する予定です。他には東京と福岡で行われるベトナムと日本のビジネス交流に出席し、福岡ではベトナム人学生らと面会する予定です。

5月11日から15日に開催されるGWSは「ウーマノミクスを超えて:アクセシビリティを加速させる」をテーマに、女性管理職登用、女性労働者の進出、女性経営者の増加、世界経済における女性活躍推進、テクノロジー産業での女性登用、女性のための支援政策の促進について議論が行われます。

様々な分野で日本との結びつきが強い、50名ほどのベトナム人女性起業家が出席する予定です。

※世界女性サミット(GWS)は、世界62カ国1300人の経済界や政界を代表する女性リーダーが一堂に会するイベントです。このサミットでは世界のいろいろな場所で活躍する女性について語られることが多いです。